2016年中文合宿を終えて

私たちは八月二日から四日にかけて軽井沢セミナーハウスにて二泊三日の中文合宿を行いました。今年の参加者は、学部生二十七名、院生その他十三名、中文コースの千野先生、岡崎先生、楊先生、張先生の総勢四十四名でした。日本人学生に加え、中国からの留学生や訪問学者も参加し、大変充実した三日間となりました。

初日は大学院生や四年生、五年生の先輩方によるワークショップと、二日目の表演に向けての準備、懇親会を行いました。ワークショップでは大学院に進まれた先輩、留学を経験された先輩、就活を終えられた先輩からそれぞれの体験談を伺うことができ、それまで漠然としていた進路について具体的なイメージが持てるようになりました。また、和やかな雰囲気の中で先輩方に学習や留学、就活についての悩みを相談することができ、進路を考える上で大変参考になりました。

二日目には合宿のメインイベントである表演が行われました。合宿前から各班でテーマを考え、入念に準備した甲斐もあり、それぞれの班の趣向を凝らした発表で大盛況のうちに幕を閉じました。普段とは違った角度から中国語に触れられただけでなく、学年を超えて中文生同士の親睦を深められたという意味でも大変意義深い時間だったと思います。先輩方の中国語のレベルの高さに驚かされたり、仲間の意外な一面を知ることができ、これからの学習を考えていく上で大きな刺激となりました。午後には毎年恒例となっているソフトボール大会が開催されました。ソフトボールにあまり馴染みのない中国からの留学生も参加し、難しいルールに戸惑いながらも日本で人気のスポーツを楽しんでいました。夜にはバーベキューが行われ、男子学生が交代で肉を焼くなどそれぞれが持ち味を存分に発揮し、大いに盛り上がりました。

 三日目には院生の方々による模擬授業があり、北京語、上海語、漢字についての三つの班に分かれて学習しました。最終日ということもあり、学生の顔には疲れの色も見えましたが、普段の授業とは一味違う充実した時間を過ごすことが出来ました。三日間通して明るい雰囲気の中、仲間や先輩、先生方との親睦を深め、また今後の進路についても改めて考えるよい契機となりました。先生方をはじめ、合宿運営のために尽力してくださった皆様に御礼申し上げます。

(学部二年 川橋 美里・滝田 悠二・谷口 駿太)